期末テストの1夜漬けの効果的?  

睡眠と生活

要約

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一夜漬けの勉強は逆効果

不眠の状態は酔っ払い状態

記憶は睡眠で整理整頓される

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 中間・期末の定期テスト、中学校・高等学校での苦い思い出をお持ちではないでしょうか?試験のため部活が1週間お休みになるのに・・・なんかやる気がしない。今やろうと思っていたのに、親に  “勉強やりなさ〜い”って言われたからやる気無くしちゃった〜なんて言い訳していませんでしたか? その結果、試験前日テスト範囲の半分も終わってない、もう寝る時間を削って丸暗記するしかないと覚悟を決めコーヒーやエナジードリンクを買い込み、戦闘モードに・・・。             結局、試験中眠くなって・・よだれが答案用紙に・・なんて苦い記憶が蘇ってきます。       私も1夜漬けでなんとか赤点は回避していたのが高校1年まで・・高校2年になって試験範囲が終わらない、全然覚えれない、理解できないなど一夜漬けの限界を感じて諦めたことを思い出します。

暗記にとって1夜漬けは有効なのでしょうか?                          そんなこと学生時代は考えてもいませんでした。そもそも徹夜後は脳の機能低下が生じることがわかっています。19時間起きている人は飲酒して酩酊状態(アルコール0.1%含まれる状態)と同程度の脳パフォーマンスという報告もあるようです。これは試験前でなくてもおすすめできない状態です。睡眠不足は前頭葉の注意力や集中力、論理的な思考の低下をきたします。さらに扁桃体によりコントロールさせている感情の制御が難しくなり、不安やイライラ感、抑うつ状態の原因となります。加えて視床下部での食欲中枢を麻痺させ、高カロリーの食材を摂取したくなり、食欲自体も増加させます。記憶の中枢である海馬にも影響があり、海馬の体積縮小やそれに伴い新しい記憶が困難となるという報告もあるようです。

 現在は多くの情報があふれています。人間は全ての情報を記憶することはできないので(覚えようと思っている記憶以外の事柄も含む)、睡眠中無意識に記憶の取捨選択が行われていると言われています。イメージとしてはスマートフォンやパソコンのハードディスク内の不必要な情報を捨て綺麗に整理整頓して容量を正常化する作業です。人間は脳というハードデスクを睡眠中に整理整頓していると考えられています。そうだとすると睡眠が重要な記憶のプロセスであることがご理解できます。

 試験前の理想の暗記勉強法は、記憶した情報が脳の記憶の棚に記憶として整理整頓されていることをイメージしながら十分睡眠をとる。朝起きて学校に行く前に再度、記憶されているか?脳の引き出しに整理整頓されているか確認して、不足した記憶を補い期末テストに挑む。これが完璧な定期テスト攻略法と言えます。

学年10番以内は保証できませんが、赤点回避は余裕で可能なのではないでしょうか?ふふふ・・・

テストで良い成績を取るのも、睡眠が大きく関係しているのですね!ビックリです!

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