睡眠は2種類の眠りを繰り返している! —-睡眠の基礎から学ぼう シリーズ1—-

ちょっと医学的な睡眠講義

要点

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・睡眠にはレム睡眠・レム睡眠の2種類がある

・ノンレム睡眠にはN 1、N2、N3と睡眠の深さがある。

・レム睡眠時には目がギョロギョロ動いている

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 少し睡眠について基礎から整理して学んでいきましょう。睡眠はまだわかっていないことが多い分野ですので、現時点でわかっている事、わかっていない事を整理してお伝えできればと思います。知識として知っている方は復習だと思って読み飛ばしてくださいね!

 睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠の2つのステージがあります。レム睡眠は夢を見ていると考えられていたり、金縛りを経験していると言われています。それ以外の多くの部分をノンレム睡眠と分類しています。特に睡眠に関する病気がない健常人では、眠りが始まるとノンレム睡眠が出現します。ノンレム睡眠には睡眠の深さという概念があり、睡眠が浅い方からN 1、N2、N3に分類されています。どのような方法でN 1~N3に分類されているのかというと・・・現在は脳波の波形により分類されています(詳しい睡眠脳波については別のお話で・・・)。N3が出現するのは睡眠前半が多く、睡眠が進むにつれて出現頻度が低下し朝には覚醒を迎えると言われていいます。年齢による傾向があり若年者の方がN3の出現が多く、年齢を重ねるとN3出現は稀になっていきます。年配になると睡眠が浅く感じるのは睡眠中の脳波の種類が影響している可能性があるかもしれません。

 ちょっと脱線しますが、成長には睡眠のゴールデンタイム(22時〜2時)があるから早く寝なさ〜いと両親から言われた記憶がある方もおられるでしょうか?これは厳密に言うと間違った見解です。若者の睡眠初期にN3が出現しやすく、その時に成長ホルモンが多く分泌されます。睡眠の初めのN3の時期が大切なので20時に寝ようが、1時に寝ようが睡眠初期が成長のゴールデンタイムです。そもそもN3が出現しなければ、両親の言いつけを守って22時に眠ったとしても、成長のための睡眠ゴールデンタイムは残念ながら訪れません。(この辺はまた別のお話しで詳しく・・。)

 レム睡眠についてですが、これもなかなか全ての人の全ての睡眠で一定という決まりがなく・・お話するのが難しいですね。一般的には睡眠後60分〜90分程度で出現すると言われていますが個々の状況で変化します。レム睡眠の時間も20分〜40分程度持続、80〜120分ごとに次のレム睡眠が出現すると言われています。が・・・そうとも言えない場合も多く、なんとも言えません。レム睡眠(REM:Rapid Eye Movement)はその名前の通り急速眼球運動を有する睡眠です。パートナーが眠ってから90分後に、彼・彼女の顔をよくよく観察してみてください。閉眼(目をつぶっている)しているまぶたの下で眼球がギョロギョロ動いているのを発見できるかもしれません。まさにその時がレム睡眠です。もしかすると、あなたとの素敵な夢?喧嘩している夢?見ているのかもしれません。

 豆知識として朝起きれない人、スッキリ起きられない人は90分の倍数で目覚まし時計をセットすると覚醒しやすいという意見をネットやテレビで目にします。概ねタイミング的には正しいのかもしれませんが、前に述べたようにレム睡眠の周期が絶対90分ではありません。80分であったり100分であったりします。またレム睡眠の時間もばらつきがあり、そもそもノンレム睡眠から最初のレム睡眠までが120分以上の時もあります。しかしながらレム睡眠やノンレム睡眠N1の方がN3と比較すれば覚醒しやすいことは確かです。遅刻が心配のあなた、覚醒に向けて睡眠に入る前、睡眠中、朝方の覚醒の仕組みについても別の章で解説しますので楽しみにしていてください。

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