閉塞性睡眠時無呼吸症候群の体に及ぼす影響って・・? その1

睡眠と病気

要約

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① 不整脈が起こりやすい?

② 高血圧の原因?

③ 認知症に関連してる?

④ 夜間のおしっこの原因?

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 閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS;オーサス)をほっておくと、何がダメなのでしょうか?

OSASの体への大きな問題は大きく2つあります。

1 呼吸ができず低酸素状態なる(① 不整脈が起こりやすい、③ 認知症に関連してる)

2 息を吸いたいが空気の通り道が閉鎖しているため、肺や心臓が位置している胸腔が陰圧になる。(④ 夜間のおしっこの原因)

です。ちょっと低酸素とか胸腔が陰圧とか難しいお話になってしまいました。解説は別のお話として掲載しますので、ちょっと息詰まってしまった方はそちらを先にお読みください。面倒な方は必殺、聞き流し戦法でお願いします。

1 呼吸ができず低酸素状態のなる(① 不整脈が起こりやすい、③ 認知症に関連してる)

 低酸素状態は何がいけないかというと、もう体は緊急事態です。プールに潜って息止め競争を思い出してください。友達に負けまいと頑張って頑張って・・・もう限界ってとこまで我慢した経験があるのではないでしょうか?浮かび上がると、もうゼイゼイハアハアでえらいこと・・その10倍ぐらい大変なことがOSASの方は一晩中起こっています。脳も心臓も肝臓も肺も腎臓も筋肉も大騒ぎです。低酸素により全身の細胞が緊急事態宣言をします。すると責任感の強い心臓はたくさんの酸素を含んだ血液を1つ1つの細胞へ送ろうと頑張って、ドキドキドキドキ・・・400mダッシュをした時と同じぐらい頑張ってしまいます。頑張りすぎると・・そうです、仕事でもミスが目立つようになるのと同様に、心臓もミス(不整脈)を連発します。こんなイメージで考えると不整脈が起こりやすいメカニズムが理解できるかと思います。不整脈としては心房細動との因果関係が強いと言われていると聞きます。(心房細動の原因は1つではありませんけど・・・)

 さらに酸素が足りなくて最も影響を受ける臓器が“脳”と言われています。脳と言えば怖い病気としては、脳梗塞、くも膜下出血、脳腫瘍?などです。直接的にOSASが関与する報告は上記疾患にはないようです。認知症との因果関係は報告されていますので、もしかしてもしかして細胞レベル・ミトコンドリア・ミクログリアなどのレベルで大きく影響があるのかもしれません。今後、色々解明されてくるのかもしれません。世界の研究者の皆さんの頑張りに大いに期待したいところです。(もしかして何かわかってきている事実があるのかもしれませんが、勉強不足で・・ご存知の方は教えてください)

 ちょっと内容が盛りだくさんになってしまったので、つづきは次の項目で・・・

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